声優界のレジェンド野沢那智の功績たち
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野沢那智は声優というよりはラジオパーソナリティという肩書きのラジオ番組の担当でしたが、自質・声優でもあり、1967年から長期間で15以上の番組を担当していました。
この15という数は現在の声優では数多くいるのでたいしたことがありませんが、1960年代の当時からという面で異例、驚異的な数です。特に1967年からTBSラジオで15年半も放送された深夜ラジオ代表格と称されることがある、パックインミュージックは野沢那智の突き抜けた代表的番組といえるでしょう。しかも、現在よりもラジオリスナーの規模が膨大であり、当時の一般の若者たちの文化や流行を発信し、思春期のリスナーが多く存在し、その人格形成にまで影響を与えていました。
*現在の声優は地上派ラジオやネットラジオなどでアニメやゲーム、アーティストやパーソナリティとして数多くの番組を担当している時代です。数十の番組を経験している人もいます。
野沢那智は現在の声優がラジオを当たり前のようにやる現代の先駆ともいえる功績の人物ですが、映画の吹き替えでも多くの活躍を果たしました。その中でもアラン・ドロンの吹き替えがもっとも当たり役でした。他にもアル・パチーノ、ジュリアーノ・ジェンマ、ブルース・ウィリスなどの外国のスター俳優を映画の吹き替えで多く演じたことで知られているかと思います。
ちなみにテレビアニメの代表的な主演のキャラクターは、スペースコブラの主人公のコブラだと考えています。
助演では『新・エースをねらえ!』の宗方仁や『ベルサイユのばら』のフェルゼン、『Dr.スランプ アラレちゃん』のDr.マシリトが大きいところですが、海外のテレビアニメでは『チキチキマシン猛レース』のナレーターの役割が大きなものでした。
彼はラジオと吹き替えで当時の上位の活躍しましたが、テレビアニメでは主演として余り活躍しませんでしたが、助演では存在感を残しました。それだけラジオと吹き替えで成功しすぎて、アニメの代表作や役柄の乏しさが浮いてしまう部分もあったのです。
*スペースコブラ=1982~1983年放映、数多くの代表作を残したテレビアニメやアニメの巨匠・出崎統によるスペースオペラアニメ、年齢を重ねるとよさがわかってくる大人向けのアニメ
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野沢那智のテレビアニメの主演代表作、スペースコブラはしゃれた世界観にあらくれ男の背中(生き様)、優れた映像センスなどを定着し、今でも評価されています。年齢を重ねると良さが理解できてくるアニメです。アニメも映画などと同様に自分の年齢や履歴などで見方や理解力が変化してきます。